« 少数歯欠損義歯 3 | メイン | 少数歯欠損義歯 5 »

 少数歯欠損義歯 4

試適から帰ってきた模型に、維持装置を制作します。

指示書に記載して有る鈎歯に、サベアーを使ってアンダーカット測定して石膏でブロックアウトをします。

もし、試適の段階で鈎歯のクラスプ設計が有れば、その段階で石膏を使ってブロックアウトを行っておきます。

すると、作業手順が1つ減りますね。

今回のクラスプは、コンビネーションクラスプです。

私の場合は、時間の掛かる舌側のキャスト部分を制作します。

(唇・頬側のワイヤーを最初に曲げても良いです。)


埋没材の混水比は、必ず量りましょう!

次に、ワイヤー部分を制作して即時重合レジンで留めます。

ワイヤーに熱を加えると金属疲労で破切率が高いので、鋳接は止めました。

(熱の加わらない溶接機で、接着しても良いです。)

クラスプが出来ると、人口歯の配列です。

試適から帰って来た配列では、クラスプの脚の部分が入りません。

もう一度人口歯を外して、人口歯の基底部を削除し再配列です(涙

new entry

Copyright 2005-2006 ©+α成功する歯科技工士