ある程度仕事が増えたら、新しく設備投資をします。常に新しい技術提供が出来る状態にしましょう。
これには現在の取引先がなくなった時の、保険の意味もあります。
歯科医師とは人間関係もスムーズで、息もバッチリ合っているので問題無いと思っていても油断はできません。
親しくお付き合いをしている歯科医師が、病気や事故で仕事が出来なくなることもあるからです。
そんな時 あたふたしないで常に新しい技術を持って営業出来るように、自分の技工所を整えておきます。
仕事が増えて来るとなかなかこれが出来ないのです。
私の見る限り失敗した歯科技工所は、「新しく設備投資をしていない」 という共通点があるようです。
日頃から基本的技術を高め しっかりとした自信を持って 新しい設備投資をおこたらないようにしましょう。
以下は私の技工所で新たに追加した主な設備です。
エンプレス2 EP500
プログラマットP100(ポーセレンファーネス
オートファーネスOM-1(リングファーネス)
カボ K-5(エンジン)
ロカテックシステム
ワックスペン スパチュラウォーマー ミニボーラー ets.
私は思いきってエンプレス2を購入しました。あまり仕事は来ないだろうと思っていました。
本当に来ません。
やっと元は取れたもののコンスタントに仕事がありません。1ヶ月くらい間が開いたりするのです。
それでも構わないのです。
この機械を購入したことにによってエンプレスに挑戦したいというやる気のある歯科医師と巡り会えたからです。
その歯科医師といくつか仕事をしていくうちに 私の技術を気に入ってもらえ、歯冠全般の仕事をも手がけることになりました。
もちろん症例があればエンプレスも製作します。しかし地方都市という環境のせいか、数が少ないようです。
それよりも、コンスタントに出てくる硬質レジン前装冠の方が、製作も容易で、単価もけっこう高く、私にはありがたいのです。
成功を目指し常に新たな挑戦をしたいものです。