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 少数歯欠損義歯 5

人口歯配列まで終了したら、次は埋没です。

クラスプの位置がズレない様に、TDラボでは三金のモデルリペアーで留めています。

義歯の大きさに合わせて、フラスコを選びます。

(埋没用石膏の、節約になりますね!)

1次埋没を普通石膏で行います。

石膏硬化後、石膏分離材(TDラボでは、DSフラスコセパを使用)を塗布します。

2次埋没には、人口歯の位置がズレない様 硬石膏を使用しています。

石膏硬化後、3次埋没を普通石膏で行います。

脱ロウは、埋没後30分以上後に通常手順で行います。

開リン後は熱湯で表面のワックスを流した後、もう一度洗浄剤(TDラボでは、DSフラスコセパを使用)で人口歯とクラスプ脚を洗浄しておきます。

次に、レジン分離材を塗布した後にレジンを混和します。

レジンが餅状になったら、人口歯の基底部とクラスプ脚部をレジン液で洗浄した後、直ちにレジンを転入します。

プレスを十分行ってバリが少なくなったら、人口歯の基底部にレジン液を塗布して仕上げプレスを行い、ボルトなどでフラスコを止めます。

重合方法は様々有りますが、今回は通常の重合を行います。

重合後は放冷と水冷を行い、レジンが落ち着いたら義歯をすべて掘り出します。

後は、通常通り研磨をして出来上がりです。

納品は、義歯が乾燥しない様に水に浸けて納品します。

レジンは、乾燥すると変形しますから注意して下さいね!

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